Project01
“新たな賑わいの場”を創出
べっぷ駅市場
Local INNOVATION
べっぷ駅市場が誕生したのは、1966年。戦後に観光化が進んだ湯の町、別府の駅高架下に八百屋や魚屋などの商店がずらりと並ぶ、市民の台所でした。そして半世紀の時を経て現在、かつての活気が失われ、シャッター街と化しつつある市場を再生しようと、運営するJR九州ビルマネジメントが主導し、プロジェクトが発足。建設は地元を一番良く知っている会社に依頼したいと、和田組に声が掛かりました。
別府も周辺の市町村と同じように高齢化が進み、商店や飲食店経営は特に人手不足が問題になっています。過去を継承するだけではなく、今を掘り下げ、次代に繋ぐ社会課題を解決するために、持続可能なリアルな地域コミュニティをこのべっぷ駅市場を中心に創出できれば、より生き生きとした賑わいが生まれるはずです。
和田組が施工を請け負うリニューアル工事では、高架下の中廊下型の空間構造を活かし、列車の運行を妨げないよう安全対策を徹底しながら、施設の建て替えを実施。古くからある出店店舗にも真摯な対応で営業続行を可能にし、シェアキッチンやチャレンジショップなどの新設エリアもオープンします。「べっぷ駅市場」のリニューアル完了は2026年、夏。生活文化の発進拠点として、若い世代や海外の観光客にも親しまれ、100年続く未来へと続いていきます。
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